第1話 「パニックルームの遺産」SPASTICITY
ハンクは消えたエヴァンを探して、ふたりの父親エディとの思い出がつまったあるホテルの一室を訪れる。エヴァンは見つかったものの、彼は頑なにその場を動こうとせず…。その頃、ディヴィヤはTV通販で有名なスペンサーという男性の治療を行っていた。スペンサーは発明王だった父親を先日失い、亡き父が遺した屋敷にあるパニックルームの解体を行っていたのだが、その最中に体調不良に陥ってしまったらしく…。
第2話 「恋の病」LOVESICK
ハンクとエヴァンの父親エディが20年ぶりに姿を見せ、ハンクは戸惑うがエヴァンは素直に喜ぶ。そんな中、ジルは元夫チャーリーの品物を売るためにガレージセールを開き、ニューバーグ邸には夫の連れ子ブレークが戻ってくる。ブレークはもともと、フランスの料理学校を卒業して菓子職人となるはずだったが、ある男性と恋に落ちたために学校を辞めて帰国したのだ。ニューバーグは娘の帰国を祝ってパーティーを開くが…。
第3話 「アクションスターの休日」KEEPING THE FAITH
ハンクとエヴァンは通りで倒れていたアクション映画スターのドナルドを救助する。ドナルドは最近、足がもつれたり息が苦しくなったりする症状に悩まされていた。また、彼には事務所社長兼マネージャーの妹フェイスがいた。彼女はエヴァンのことを気に入って食事に誘うが、エヴァンは彼女の物忘れが激しいことに気づく。そんな中、ハンクはあるトラブルから、父エディにハンプトンズを出ていくよう要求する。
第4話 「キューバへの招待」MEDUSA
ハンクはボリスの急な呼び出しで、エヴァンとともにプライベート・ジェットに乗る。そのままニューヨークへ向かうと思っていた2人だが、ジェット機はアメリカと国交が断絶しているキューバに着陸する。実はボリスは、キューバの医師、マリサ・カサラスの臨床試験を受けるため、下準備のオブザーバーとしてハンクを招いたのだった。有効な治療法がない難病を患うボリスは時間を急ぐが、ハンクは準備が必要だと説得する。
第5話 「カリブ海の対決」MANO A MANO
キューバの街を観光していたエヴァンが誘拐される。連れて来られたのは人里離れた農場で、そこでキューバ政府を批判して逃亡中の記者マルコスに出会う。彼は工作機械に指を挟まれるという事故に遭っていた。一方ハンクは、ボリスが臨床試験を強行しようとすることに不安を抑えることができない。その頃ハンプトンズではハンクの代理の医師エミリーが診療を続けていたが、ディヴィヤと彼女の関係はさらに悪化する。
第6話 「ワイナリーの真実」IN VINO VERITAS
ハンクたちは、有機農法でぶどうを育てているアンブローズ家のワイナリーを訪れる。そこにはタッカーと、彼の親友のオリヴァーがいた。これから新作ワインを発表するパーティーを行い、オリヴァーがスピーチをするのだという。だが、オリヴァーは朝から突飛な行動を取り、ワインを飲んで酔っ払い、異常な疲労感を覚えたりする症状を訴えていた。ハンクとタッカーは、オリヴァーが薬物依存症ではないかと疑う。
第7話 「甘い生活」COMFORT’S OVERRATED
ハンクはクイーンズから来たマックとドナの夫妻に出会う。2人は新婚カップルだったがハンプトンズに来てからマックの言動がおかしくなり、夫婦には別離の危機が訪れていた。また親子ほど歳の離れた、グラハムとペイジのカップルもそれぞれ悩みを抱えていた。グラハムは原因不明の目眩に見舞われ、ペイジは親に「恋人を紹介しろ」としつこく迫られていた。一方ハンプトンズではエミリーが予告通りコンシェルジュ医療を始め、ディヴィヤは結婚式の準備に追われる。
第8話 「パーティーは危険な匂い」THE HANKOVER
ハンクは鼻の不調を訴える、ケン・ケラーを診療する。ケンは中学時代のいじめっ子だった。過去の思い出が蘇ったハンクは腹を立てるが、ケンはハンクに気づいていないようだった。一方、ジルの無料診療所の患者第1号として、ハンクはミシェルという女性を診察する。またディヴィヤは母親ルビーナが開いた、結婚前のお茶会に出席するためジルと街を離れる。これを見たエヴァンはラージの独身さよならパーティーを開くと言い出す。
第9話 「愛すべき敵」FRENEMIES
ハンクはジェイミー・ジママンという男性宅を訪ねる。ジママン夫妻は半年前に離婚し、一人息子で7歳のジェイクは腹痛や吐き気などの症状に見舞わていた。そのころ新聞には無料診療所に対する批判記事が掲載され、ハンクたちはハンプトンズ記念病院のブレアと対立する。そのころエミリー・ペックは堅実な営業や広告を打ち、医師としての知名度を上げていく。またエヴァンはペイジのウソの交際相手役を続け、彼女の両親とランチをする。
第10話 「宝クジの呪い」WHOLE LOTTO LOVE
ハンクはノースダコタ州出身のロイとジニーの夫妻と出会う。夫妻は宝クジに当選し、ハンプトンズに移り住んだばかりだった。ジニーは首もとに発疹あり、ロイは密かに腕の腫れと激痛に襲われていた。またディヴィヤは、ハンクと一緒に弁護士一家の使用人タリの診察に訪れる。彼女はしばらく前から腹痛に悩まされていた。診察の依頼をしてきたのは一家の息子アダムで、彼によるとタリは過去に腎臓移植をしていた。
第11話 「波乱の足音」BIG WHOOP
ジルの診療所ではゲームマニアの青年スタンリーを診察する。彼は4カ月ほど前から何度も体調を崩していた。彼は風邪に似た症状を患い薬を飲んでいたが、回復したと思ったのも束の間、またすぐに具合が悪くなっていた。一方ハンクメドはスポーツドリンクの会社で成功した、フィリップス家を訪ねる。患者は社長テッドの父親であり、新しい手術法を開発したフィリップス医師だった。ヘビースモーカーの彼はひどい咳に悩まされていた。
第12話「ゴシップマニアの女主人」
OPEN UP YOUR YENTA MOUTH AND SAY AH
ハンクは行きつけの店で、脚をくじいた女性AJを治療する。彼女はあり合わせのモノを使った応急処置に感動して立ち去るが、後日、ハンクに頭痛やめまいがあると連絡を入れてくる。一方ディヴィヤのもとには使用人に腎臓を提供した、アダムから連絡が入る。「このところ体調が優れない」と聞いたディヴィヤは徹底的な検査を約束する。また、エディとニューバーグ夫人はハンクやエヴァンをレストランに呼び、「大切な発表がある」と告げる。
第13話 「チャリティーゴルフの出来事」MULLIGAN
心筋梗塞で倒れたエディは、ハンプトンズ記念病院に緊急搬送される。このころハンプトンズではチャリティーゴルフが開催され、ハンクたちは医療スタッフとして参加する。またジルはプレイヤーとして参加し、酒好きのヌーナン夫妻、プロゴルファーのジャック・オマリーとラウンドする。オマリーは数年前、全英オープンで優勝争いを演じた選手だった。一方エヴァンはエディがどんな罪状に問われていたのか、詳しく調べ始める。
第14話 「セレブの街のリアリティ・ショー」PIT STOP
ハンプトンズに人気のリアリティ・ショー「シェアハウス」の撮影隊がやってくる。撮影はジルの自宅のすぐ裏で行われ、出演者たちは早朝から大騒ぎをする。このときジェットスキーをしていた1人が事故を起こし、その場にいたハンクとジルが救命措置を施す。そして翌日、水上バイクを運転していたクレイグが体調不良を訴える。一方ディヴィヤの結婚式は4週間後に迫り、彼女は正式に退職を申し出る。また妊娠したマリサには新たな問題が判明する。
第15話「将軍と騒がしい隣人」A HISTORY OF VIOLINS
ハンクはバンドのボーカルで10代のナタリー・ウィリアムズを診察する。彼女はしばらく前から喉の痛みを訴えていた。またウィリアムズ家は自宅の敷地内にあるキャンドル小屋を巡り、隣家と対立している。そのころエヴァンはリアリティ・ショーの撮影の一件で傷つけたことを許してもらおうと、あの手この手でペイジに謝罪する。一方ディヴィヤの元にはアダムの腎臓に関する検査結果が届き、数値を見たディヴィヤは動揺する。
第16話 「嵐の夜に」ASTRAPHOBIA
ハンプトンズに嵐が近づいた日、州立公園ではパークレンジャーのピートがボロボロの姿で発見される。彼は前夜の記憶を失っており、人の声や物音が大きく聞こえるという症状に見舞われていた。またこの頃、公園には嵐を追ってストームチェイサーのステイシーがやってくる。彼女は悪天候のなかで作業をするたび、骨折を繰り返していた。この日も腕にギプスをしたまま運転し、器材の用意をする。一方、雷雨が大嫌いなエヴァンは過剰なまでの備えに走る。
第17話 「パイロットの不安」FIGHT OR FLIGHT
ハンクはセスナの訓練学校を経営する、ジェスという女性を診察する。実は彼はER時代、彼女の親友ハリーの突然死に立ち会っていた。ジェスがハンプトンズに引っ越したのは、彼の死がきっかけだったが、新しい人生をスタートさせたのも束の間、ジェスは不安感やめまい、体の異常な感覚に見舞われていた。一方ディヴィヤとラージはロンドンの式に参加できない友人・知人を招き“サンギート”と呼ばれる結婚披露パーティーを開く。そのころエヴァンはペイジに夜を一緒に過ごそうと伝え、マリサは赤ん坊のことをまだボリスに言えずにいた。
第18話「運命の饗宴」(最終話)LISTEN TO THE MUSIC
ハンクはジルの紹介で、多発性硬化症(MS)のベンという男性を診察する。彼は「病気に負けない」を信念にMS患者のための寄付活動を行っていたが、このところ症状が進んでいた。この日は急に視界が悪くなったためハンクの診察を受ける。一方ディヴィヤはラージとの結婚式に備え、世界的な振付師ニコの指導でタンゴのレッスンを受け始める。ニコはレッスンのあいだ何度も咳をし、微熱もあるようだった。